生活に追われ、毎日が「やるべきこと」の連続に感じてしまう。
「やりたいこと」ではなく「やるべきこと」ばかりをこなすうちに、いつしか自分が望む未来を思い描くことができなくなります。
「地球とヒトが‘笑う’映画祭」は、そんな大人たちを童心に返らせるイベントです。

自分に向き合うというのは一体どういったことでしょうか。
様々な解釈があるかと思いますが、ここでは「自分の本当の好き嫌いを知ること」、「自分と相性が良い物事を知ること」の2点についてお話します。この2点についてじっくりと考える時間は、この先の人生に良い影響をもたらしてくれるはずです。
夏フェスで上映される作品の1つ『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』は、駐在さんが全力で高校生たちのイタズラに対抗するというもの。傍から見ると、いい大人が子ども相手に何をやっているんだ……という内容なはずなのに、映画を観ている最中に駐在さんに呆れる気にはならない。それは、どの大人も、全力で子どもたちと向き合うことを心の底で望んでいるからかもしれません。
子どもたちに全力で向き合い、ぶつかり合い、一緒に楽しむことは、理想の子育てに違いありません。しかし、同時に大人たちは日々の生活とも向き合わなくちゃいけない。子どもを育てるために、仕事と家事を両立している人も多いでしょう。そんな忙しさのさ中で、子どもと全力で向き合うことは、どれほど困難か。
子どもたちは、幼稚園や学校で将来の夢について扱うことが多く、こうした機会に「ママの夢は何?」と問われることもあります。その時に、ぱっと自分の夢を答えることができる人は、どのくらいいるのでしょう。
突然将来の夢を問われても、多くの人は「今がまさに将来なのに……」と考えてしまうかもしれません。しかし、子どもたちにとっては、大人たちにも自分たちと同じように、今と地続きの「未来」が存在しているのです。子どもたちには見えている未来が、大人になると見えなくなるのは、なぜでしょうか。
子どもと思いきり遊べない。何かに夢中になって、時間を忘れることなんてできない。自分はつまらない大人になってしまった……。きっと、日々に一生懸命な人は、ふとした瞬間に考えるかもしれません。あの頃、絶対になりたくなかった「つまらない大人」。自分が今まさにそれであると。
でも、つまらない大人なんて、いないんです。他の人から見たら、あなたは少しもつまらなくなんてない。自分を「つまらない大人」と感じてしまうのは、自分自身が毎日つまらないと思って過ごしているから。毎日を楽しむことができれば、あなたは少しも「つまらない大人」なんかじゃなくなります。
この夏フェスでは、是非子どものころのキラキラした感動を思い出してください。日々の小さなことに感動し、毎日を全力で楽しんでいたあの頃。
今ある日々を楽しめるようになれば、あなたは子どもたちの未来の傍観者ではなくなります。あなた自身の未来を見つめて、毎日を大切に過ごしてくださいね。