今年2018年9月1日(土)、京都・西本梅の小学校旧校舎で開催される「地球とヒトが‘笑う’映画祭」。
全国的に見ても珍しいシネマ夏フェスとして、3つのメインスクリーンを用意して様々な映画を上映します。
参加者それぞれが好きな映画、好きな場所で思い思いの時間を過ごせる特別な夜。
「ピンポン」は体育館の「人-hito」エリアで上映する作品です。
天才・ペコとクールなスマイルが卓球に打ち込むこの映画は、青春時代の汗や涙、葛藤、そして感動が詰まっています。
今回は、そんな映画「ピンポン」の見どころについて詳しく紹介していきます!
まずは映画「ピンポン」のキャストをおさらいしましょう。
ペコ…窪塚洋介
スマイル…井浦 新(旧芸名 ARATA)
チャイナ…サム・リー
ドラゴン…中村獅童
アクマ…大倉孝二
オババ…夏木マリ
小泉丈…竹中直人
メインキャラクターの「ペコ」はおかっぱ頭で独特な口調、かなりクセの強い人物ですが、窪塚洋介さんが見事に演じ切っています。「池袋ウエストゲートパーク」での「キング」でもわかるように、個性の強いキャラクターを自分のものにするのは窪塚さんの得意な分野です。
スマイルを演じる井浦新さんは、最近では「アンナチュラル」で態度も口も悪い解剖医を演じ、若い女性からの指示が高まっている俳優さんです。2008年の映画「蛇にピアス」ではスキンヘッドにピアスだらけの「シバ」を演じていましたが、「ピンポン」では爽やかな高校生を演じています。演じる役の幅がとても広い役者さんですね。
ペコとスマイルを取り巻く人物にも注目!特に中村獅童さんはこの映画「ピンポン」で新人俳優賞を受賞しています。今やベテランの域になった中村獅童さんですが、「ピンポン」ではフレッシュな演技が見どころです。
この「ピンポン」という映画は、シーンの一つ一つから青春の匂いが伝わってくる映画です。
物語は、幼馴染であるペコとスマイルがずっと打ち込んできた卓球をテーマに進んでいきます。
高校生になったペコは、卓球の才能に溺れて練習もさぼりがち。
小さいころいじめられっ子だったスマイルにとって、ペコは憧れのヒーローでした。しかしいつの間にか卓球の腕はスマイルが勝るように。スマイルはペコにそれを悟られないよう、練習のときは手を抜いています。周囲もペコではなくスマイルに期待を寄せ始め…
この映画1番の見どころはやはり、インターハイでペコとスマイルが顔を合わせたときに交わすセリフです。
どんなセリフなのかは、シネマ映画祭で映画を観るまでは楽しみにしておきましょう!
「ピンポン」はがむしゃらな気持ちをなくしてしまいがちな、大人にこそ見て欲しい映画です。
自分のしたいことや、自分自身がまだあやふやな10代。
迷い、悩みながら進んでいくペコとスマイルの姿に、心が爽やかになるはず!